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 115系
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 115系は、113系同様111系をベースに開発された直流用近郊型電車で、1963年に登場しました。

 直流用近郊型として先に登場した111系では、主電動機として1時間定格出力100KWのMT46形直巻き電動機を搭載していたのに対して、そのバージョンアップ版として開発された113系・115系では、定格出力120KWに強化されたMT54形が搭載され、これに伴い主制御器・主抵抗器なども容量が増大されました。

 しかしながら、同時期に開発された113系が暖地・平坦地向けであるのに対して、115系は山間部の寒冷地・急勾配路線での運用を考慮して設計されたため、113系とは基本的な部品を共通化しているものの、様々な耐寒・耐雪構造と勾配対策となる仕様変更が行われました。

 車体は111系や113系と同設計となるモノコック構造による構成車体で、客用扉は寒冷地区での扉の開放を最小限にするために「半自動機能」を装備、 座席は他の一般的な国鉄近郊型電車同様のセミクロスシートとなりました。

 台車は、当時の電車用標準形式でウィングバネ式軸箱支持機機構とスウィングリンク式揺れ枕機構を持つDT21B形(動力台車)・TR62形(付随台車)を装着、パンタグラフも国鉄標準型のPS16形菱形パングラフを搭載しました。

 電動機等は上記のとおり113系と同一の仕様ですが、主制御器が勾配区間での運用に対応できるように、ノッチ戻し機構と抑速ブレーキを搭載しました。

 編成は、ローカル線での投入が想定されたため、制御車2両+電動車1ユニットの4両編成を最小単位とされましたが、1966年にクモハ115の投入が開始され、3両編成での運用も可能になりました。

 民営分割後もJR各社に引き継がれ使用されてきましたが、2000年以降各地で老朽化による置き換え・淘汰が始まり、JR東海ではすでに全車引退、JR東日本でも急速にその数を減らしています。




 (2014/05/18 更新)